くにみです
前の記事で私の高配当株ポートフォリオを紹介しました。
評価額1位(評価額の8%)は日本特殊陶業です。今回は日本特殊陶業に関するコメントです。
日本特殊陶業の業績予想を語る上では、EV化が進むかどうかを語る必要があり、EV化に関する私の考えを書きます。私の予想は「10年やそこらでEV化は進まない」ので「日本特殊陶業の業績も当面悪化しない」です。
以降、日本特殊陶業というよりは、EV化に関する考えです。
目次[非表示]
なぜEV化が急速に騒がれたのか
そもそも、EV化が急速に騒がれた背景には、下にしめすような欧米のEV化法案があります。
私はぶっちゃけ、これらの法案は、「トヨタの圧倒的なハイブリッド技術に敗北した欧米の自動車メーカー保護のために政治の力でちゃぶ台返しした。」と考えています。
2015年にフォルクスワーゲングループによるディーゼルエンジンのコンピュータ制御に関する排ガス不正問題がありました。欧米自動車メーカーは厳しい排ガス規制・燃費規制に技術的に対応不能でEVに逃げるしかないのではないかと推測しています。で、これに応えるための法案を作った。(個人の推測です)
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EV車のデメリット
環境問題、自動車メーカー保護?様々な理由でEV化が急速に進められようとしていますが、EVバッテリー性能はそれに追いついていないのが現状と思います。
EVのデメリットをちょっと下に語っておきます。私は、少なくとも現状性能ではEVを買う気は全くないアンチEV派なのでその前提で読んでください。
冬場はカタログ値の半分目安しか走らない
リチウムイオン電池はLiイオンが液体内を移動して充放電するので、冬場液体の粘度が高いとLiイオンの移動が遅くなり本来の性能が出せなくなる。エアコンも電池消費するし、寒い冬場はカタログ値の半分目安しか走らないと考えた方が良い。寒い場所には向いていない。
大雪で立ち往生のニュースが年に数回あります。ガソリンは持ち運べますが、電気は持ち運べません。冬場に立ち往生に巻き込まれると命に関わります。
1回の充電で走れる距離が短すぎる
満充電からの走行可能距離は400kmを超えるEVもどんどん登場していて、ガソリンエンジン車とも戦えるレベルかと思えますが、問題は急速充電。
日本では急速充電は1回30分と決まっています。でも30分の急速充電では、バッテリー空の状態から満タンまで充電できないのです。
30分の急速充電で走れる距離はせいぜい200km、冬場ヒーターガンガンだと100km目安です。高速道路では1時間走るごとに充電しなければならなくなります。
年末年始の帰省で長距離移動する際、ただでさえ「高速道路渋滞」が怖いところに、更に「100kmごとに充電休憩」、「場合によっては充電渋滞」なんてことが起こりえます。
こんな車をメインカーとして買う気にはならない。サブカーにしかならない。
なお、新型プリウスハイブリッドの満タンからの航続距離はカタログ値で1200km越え、給油にかかる時間はせいぜい5分です。
使い勝手の差は圧倒的です。
(勝手な推測)多分中古車市場は壊滅する
スマホと同じで、バッテリーは使えば使うほど劣化するのは避けられない事実。中古車のバッテリーのヘタリ具合がかなり気になる。正直、今の段階では中古のEVなんて怖くて買えない。
※ガソリンエンジン車は日本で15万km以上走ったモノが、さらにロシアに輸出されるという噂もあり、エンジン車はEV車に比べ圧倒的に長持ちすると考えます。
バッテリー新品に乗せ換えたら非常に高価になってしまうし、じゃあ5年落ちくらいまでしかEV中古車は買えない感じ?テスラ車のバッテリー交換が高額なのに腹を立てて車を爆破したって話まで出るくらい。
私が学生の頃にやった、バイトでためたお金で10年落ちの車を30万円くらいで買うなんてことは怖くてとてもできなくなりそう。
中古EV車は当り外れがありすぎて安心して買えない
EVが普及すればするほどリチウムが高騰し、バッテリー価格が急上昇
EV車のバッテリーに使われているリチウムイオンバッテリーに使われるリチウムはそんなに豊富にある資源ではなく、昨今のEV祭りですでにリチウムの価格が上昇しています。世界中にEV車が普及すると更に高騰どころか、そもそも足りるのか!?
本当にEVはエコなの??
また、発電には、自然エネルギー、火力発電、原子力発電などがあります。自然エネルギーで全てまかなえればエコかもしれませんが、原子力前提であれば、将来まで考えるとエコだとは思えません。
EV車は走っている最中はCO2を発生しないのでエコ感ありますが、製造、使用、廃棄まで考えると本当にハイブリッド車より環境負荷が低いかはかなり疑問です。
まとめ
アンチEV派の意見です。
一言でいうと、世界中の車がEVになる未来をEUや米国が真面目に考えているとは思えない。(政治的に騒いでいるだけ)
新興国も含め世界中の全部の車両がEV車になるなんてことはありえないし、そもそもできないと考えています。
様々な理由でEV化が進められているが、技術的には全く追いついていなく、エンジン車が無くなることはない。当面の日本特殊陶業の業績も問題ないと考える。
あくまで私予想です。外れたら損切りします。
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