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親が高齢者住宅へ引っ越した (苦労話その2) 施設選び

2025-11-23

アーリーリタイア 介護

t f B! P L

  くにみです

今回も引き続き高齢の親の高齢者住宅への引っ越しについてです

リタイアネタではないですが、介護問題はいずれみなさんもぶち当たること。参考になれば。

前回は引っ越しを決断した経緯について投稿しました。今回は高齢者住宅選びです。

高齢者向け住宅の種類

実際自分の親の件で調べるまで知らなかったのですが、高齢者向け住宅にもいろいろあり、介護度などによって分かれています。

よく、入居待ち何百件とかニュースで聞くのは特別養護老人ホーム(特養)で介護度の高い人しか入居できない施設でした。公的施設で費用が安いので順番待ちになっているんでしょうね。

詳しくは↓リンクのみんなの介護HP↓を参照いただきたい

【一覧表でわかる】老人ホーム8種類の違いと特徴(介護度別・認知症対応)

出典:みんなの介護HP



自立生活であれば、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)かケアハウス

介護度が上がるにつれ、老人ホームという感じです。


施設選定条件

今回は自立生活前提なのでサ高住かケアハウスを選択することになります

ただし、現在自立生活できていても将来認知症が進行した際に、施設によっては「重度の認知症」や「看取り」には対応していない場合があります。

認知症が進行して施設を出ていかなければならないのに、なかなか次の施設が見つからず困ったという話も聞きます。

以上から 自立 → 介護 → 看取り まで対応できる施設が望ましいと考えました

選定条件
・夫婦で入居できるサ高住で広い部屋(50m2程度)
・自分が毎週通っても負担にならない距離(車で30分以内)
・徒歩圏内でスーパー、郵便局など生活に必要なものがそろう
・同じ施設内or提携施設で重度認知症/看取りまで対応できる老人ホームに移ることができる

この条件で兄の家の近所と私の家の近所で施設を探す。

検索は「みんなの介護」などの高齢者施設紹介サイトが充実しているのでそこをメインに、ただし、家のすぐ裏の施設が載っていなかったりと完全網羅している訳ではないので注意。

また、みんなの介護HP上では「見学不可」や「空き部屋なし」となっていても直接施設に連絡すると見学できる場合もあるので、気になる施設は直接連絡してみることも必要

結果

兄の方で1件、私の方で1件条件に合いそうな施設が見つかりました。

最終的には無職の私が近くにいる方が便利?ということで私の家の近くの施設に決定

文章で書くとサラっと決まっていますが、
最初空き部屋なしで待ち → 空きが出たら自分たちだけで見学 → 親を連れて見学
これを2つの施設で行い、なんだかんだで半年くらいはかかりました。

苦労したところ


いつ空きがでるか分からない

空きが出る場合って亡くなるか、他の施設に移るかなので、施設のスタッフには空くのは来月かもしれないし、数年先かもしれないと言われました。半年で見つかったのは幸運だったかもしれません

親が見学内容を忘れる

親が見学した内容を忘れてしまうのが大問題。費用はいくらか?、広さは?、認知症が進んだ場合?などの議論を何度も何度もすることになる

親の判断能力が衰えている

親の判断能力が衰えてきており、施設の見学が決まった後に「やっぱり今の家に住もうか」とか最後の方には「どうしていいのか分からないから決めてくれ」とも言われた。

見学内容を忘れてしまっているので、決めようがない

さすがに無理やり施設にいれたような記憶を持たれるのもイヤだし、高齢者住宅に引っ越すかどうかの最終判断は親に決めてほしいと伝え、なんとか決定

決まった施設:ほぼ希望通りの内容でした


・夫婦で入居可のサ高住(2LDK,50m2ちょい)基本は賃貸マンションで自立生活だが、生活相談でサポートしてくれ、希望すれば食事も提供される。受付に人がいるので悪質な業者の出入りも抑制できそう。
・私の家から車で20分
・スーパーまで徒歩10分、郵便局、銀行すぐ近く
・同じ施設内に老人ホームがあり、介護度が進んだ場合移れる。看取り対応。内科などのクリニックも併設

雑感

なお、今回、施設を探すにあたって物忘れがひどくなった両親とそこそこの時間を一緒に過ごしたが、更に認知症が進んだ場合、個人での介護には限界がある(批判を恐れずに言えば。。。無理!)。

専門家に頼る案件だと痛感した。

まして仕事をしながらは厳しく、頼ることができないと介護離職になることも理解しました。

嫁に介護を任せるっていう大昔の価値観もナシ。(介護は配偶者と実子でやるものだが限界は確実にある)

行政への相談や施設探しなどは早めに行動することをお勧めする

繰り返しになるが、介護は専門家に頼る案件だと思う


先日、介護疲れ起因のいたましい事件も。

朝日新聞より

102歳の母親を殺害、娘に執行猶予判決 「介護疲れに同情の余地」









自己紹介

50代理系元会社員。妻と子供1人。投資歴20年以上。2025年にリタイア。年金・退職金をあてにした50代ならではのリタイア生活・資産運用・年金・子供へのマネーリテラシー教育などに関して発信していきます。

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