くにみです
保有している住友倉庫が3/30発表の2023-2025新中期経営計画にて、
株主還元の項目で年間配当100円をミニマムとし・・・・と発表
現在の配当(予想)が100円なので、これは2025年までは減配しない宣言ですね!
-----住友倉庫 適時開示より抜粋----
(7)株主還元
① 配 当:中長期視点での企業価値向上のために必要な事業投資を継続したうえで、1株当たり年額100円をミニマムとし、各事業年度の収益力の向上を考慮しつつ、株主資本配当率(DOE:Dividend on Equity)3.5%~4.0%を目安として実施します。
② 自己株式の取得:経済情勢、市場動向並びに事業投資及び利益水準の状況を勘案しながら、機動的に実施します。
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前中期計画との比較
前中期計画との比較です。
| 中期計画内容 | 実績 |
前中期計画 2020-2022 | 本計画期間中は利益水準にかかわらず1株につき47円の年間配当額を維持する こととし、過去7年間に引き続き、今後3年間も増配の継続を目指します。配当性向については今後3年間はこれを定めないものとします。 | 2020年度: 48円(実績) 2021年度: 97円(実績) 2022年度:100円(予定) 10期連続増配(予定) |
今回発表 中期計画 2023-2025 | 中長期視点での企業価値向上のために必要な事業投資を継続したうえで、1株当たり年額100円をミニマムとし、各事業年度の収益力の向上を考慮しつつ、株主資本配当率(DOE:Dividend on Equity)3.5%~4.0%を目安として実施します。 | 期待 |
前中期計画では
「47円の年間配当額を維持する こととし・・・・増配の継続を目指します。」となっていますが、
今回の中期計画では、
「年額100円をミニマムとし、・・・・・DOE3.5%~4.0%を目安として実施します」
となっており、増配目指すが消えてDOE基準になっています。
DOEとはなんぞや
<DOE>=配当総額/株主資本 とまではどこでも書いてある。 だから何?? DOE基準で配当を決める意味は??
ってことで更に調べていくと<DOE>は<ROE>と<配当性向>に分解できる <DOE>=<ROE>×<配当性向> ※<ROE>=当期純利益/株主資本 <配当性向>=配当総額/当期純利益
で、成長期にはROEを高め、成熟期には配当性向を高める株主還元方針 ってことらしい。 |
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DOEについては、↓の<上場会社役員ガバナンスフォーラム> というサイトが分かりやすく解説しています。
ご質問(本稿に関係ないことでも結構です)、取り上げて欲しいテーマは事務局まで 成長企業と成熟企業では異なる&
気になるのは、今後の増配有無ですが、
株主資本のうちの<利益剰余金>が増えれば、配当も増えるということになると思います。
配当性向基準だと、業績によりブレが大きくなりますが、DOE基準だと安定した配当推移になりそうです。
配当状況
現在の配当利回り
2023年3月期の配当予想は100円、3/31時点の株価は2175円
配当利回りは4.60%、配当性向は34%
利回りも高く、配当性向も余裕があります。
過去の配当推移
過去の配当推移です。10年減配なし(予想)で、近年大きく増配しています。
一時的な高配当も考えられましたが、少なくとも3年は減配しない宣言です。
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住友倉庫の配当推移 |
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今日の株価は昨日より+3円とほとんどこのIRには反応していませんでしたが、とりあえず少し買い増ししてみました。
次の決算発表で来期の増配期待しています
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