くにみです
2022年から高配当株投資に切り替えています。
今回は
「株式投資の本来の目的は配当獲得だと思う」
という話です。
株式会社の起源は?
以下の引用に示すように、航海資金を調達するために、投資家に出資を募り、出資した投資家に株券を発行。貿易で得た利益を出資比率に応じて配分するというのが始まり。
最初は1航海ごとに出資を募っていたようですね。なんか「ソーシャルレンディング」とか「みんなで〇〇さん」みたい。それが、複数航海まとめて1事業にして出資を募った=会社に出資するみたいな感じですね。
株式市場の成り立ちを想像する
ここから私の想像が入っていますので、話半分で読んでください。
起源から考えるに、出資する理由は利益分配をもらうためで、発行された株券を高く売るためではなかったはずです。
1つの航海から帰ってきて、「利益分配は次の航海から帰った時にまとめて払うよ、それまで株券持っておいて」と言われても嵐で船が沈んだら分配金は1円も貰えないわけです。
それが、複数航海をまとめて1事業とすることで、利益がゼロになるリスクが非常に小さくなり、安定して分配金をもらえるようになってくると、運営会社によって分配金利回りが違うことがクローズアップされ始める。
・B社は100円の出資に対して、20円の分配金
そのうち、A社の来年の分配金は60円になるとみんなが予想し、まだ分配金は50円なのに60円×4倍の240円で取引され始める。
フタを開けてみるとA社分配金は大幅上昇して80円!!
さぁ大変、更に翌年の分配金は90円だ!、イヤ100円だ!と予想した投資家の買いが殺到し、A社株は400円まで上昇。
ところが、翌年の実際の分配金は前年と同じ80円!?
失望から、A社株は相場価格の320円(80円×4倍)よりも大きく安い200円まで下落。
今の株式市場でも似たようなことが起きていますよね。期待買い、失望売り。
株価の基準は分配金が上がるか下がるか
でも、上の話の株価の基準は分配金なのです。分配金が上がりそうだから株価が上がる、分配金が下がりそうだから株価が下がる。
テスラは配当を出していません。株価は上場時の100倍以上になっていますが、投資家はまだ1ドルも分配金をもらっていません。万が一、各国がEV推進をやめ、テスラの業績が急速悪化→倒産したとすると、上場時に出資して1度も売らなかった投資家は1ドルの利益も得られないことになります。
一方で連続増配株に投資していれば、受取配当により15~20年程度で投資元本は回収され、あとは、全て利益なんてことも。
元々の株式市場の動き
大幅増益 → 増配するに違いない → みんなが買う → 株価上がる
という感じで動くのが元々の姿
今の株式市場の動き
もちろん今の株式市場がそうなっていないことは理解した上で、こんな議論をしています。
今は、将来たくさん分配金がもらえるからではなく、
大幅増益 → 株価が上がるに違いない → みんなが買う → 株価上がる
って感じですかね。
こういうふうに考えていくと「増益 → 株価が上がるにちがいない」のところは間の理屈すっ飛ばしているんで訳分かんないですね。
みんなが買う理由なんだっけ?という問いには株価が上がるにちがいないから。
株価が上がるに違いない理由なんだっけ?という問いには増益だから。
増益だとなんで株価あがるんだっけ?。。。。。みんなが買うから???
ループに入りました。配当の項目抜かすと理屈が通らないのですよ。
・・・・・・
こんなこと考えながらいろいろ調べていたら、世界一の投資家バフェットさんのバークシャーハサウェイ社も配当出していませんね。
歴史とか理屈は置いておいて、そういうもんだと思って付き合っていくのです。
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