-->

株式投資の本来の目的は配当獲得だと思う

2023-08-05

投資

t f B! P L

 くにみです

2022年から高配当株投資に切り替えています。

今回は

「株式投資の本来の目的は配当獲得だと思う」

という話です。



株式会社の起源は?

以下の引用に示すように、

航海資金を調達するために、投資家に出資を募り、出資した投資家に株券を発行。貿易で得た利益を出資比率に応じて配分するというのが始まり。

最初は1航海ごとに出資を募っていたようですね。なんか「ソーシャルレンディング」とか「みんなで〇〇さん」みたい。それが、複数航海まとめて1事業にして出資を募った=会社に出資するみたいな感じですね。

Manegy「株」の語源 より引用
株式会社が誕生したのは、1602年に設立されたオランダ東インド会社が始まりであると言われています。オランダ東インド会社は、航海資金を調達するために、投資家に出資を募りました。出資してくれた投資家に対し、証券を発行したのが「株」の起源とされています。この証券は今でいう株券にあたります。

当時の航海は、海賊の襲撃や疫病などの影響によって、ハイリスクで成功確率は約20%ほどでした。そこで、複数の投資家から出資してもらい、貿易で出た利益を還元していたのです。約40隻の戦艦、約150隻の商船、約1万人の軍隊を擁していたオランダ東インド会社は出資者に多大な利益をもたらしました。出資額に応じてその配当も変動し、平均で20%、多い年には50%もの配当があったと言われています。

日興フロッギー「世界初の株式会社」ができた理由がグルメすぎる より引用
当時は航海に出資して、無事に船が戻ってきたら利益を分配し、配当としてもらうというのが株式投資の考え方でした。一航海ごとに出資を募るというプロジェクト的な動きをしていて、イギリス東インド会社も例外ではありませんでした。しかし、オランダ東インド会社は長期的なスパンで確実に利益を得るために、ジャワをはじめいくつかの島にコショウの貿易拠点を作ろうとしました。そこで大きく儲けるためには利益の回収に時間がかかるから、今後のすべての航海を「1事業」とみなし、出資を募ったのです。


株式市場の成り立ちを想像する

ここから私の想像が入っていますので、話半分で読んでください。

起源から考えるに、出資する理由は利益分配をもらうためで、発行された株券を高く売るためではなかったはずです。

1つの航海から帰ってきて、「利益分配は次の航海から帰った時にまとめて払うよ、それまで株券持っておいて」と言われても嵐で船が沈んだら分配金は1円も貰えないわけです。

それが、複数航海をまとめて1事業とすることで、利益がゼロになるリスクが非常に小さくなり、安定して分配金をもらえるようになってくると、運営会社によって分配金利回りが違うことがクローズアップされ始める。

・A社は100円の出資に対して、50円の分配金

・B社は100円の出資に対して、20円の分配金

B社に出資していた投資家は、B社への出資をやめてA社に乗り換えたい。
A社の株主はA社株を安くは売ってくれない。相場が分配金の4倍の値段だとすると
A社株は200円、B社株は80円で取引される。

そのうち、A社の来年の分配金は60円になるとみんなが予想し、まだ分配金は50円なのに60円×4倍の240円で取引され始める。

フタを開けてみるとA社分配金は大幅上昇して80円!!

さぁ大変、更に翌年の分配金は90円だ!、イヤ100円だ!と予想した投資家の買いが殺到し、A社株は400円まで上昇。

ところが、翌年の実際の分配金は前年と同じ80円!?

失望から、A社株は相場価格の320円(80円×4倍)よりも大きく安い200円まで下落。

今の株式市場でも似たようなことが起きていますよね。期待買い、失望売り。


株価の基準は分配金が上がるか下がるか

でも、上の話の株価の基準は分配金なのです。分配金が上がりそうだから株価が上がる、分配金が下がりそうだから株価が下がる。

テスラは配当を出していません。株価は上場時の100倍以上になっていますが、投資家はまだ1ドルも分配金をもらっていません。万が一、各国がEV推進をやめ、テスラの業績が急速悪化→倒産したとすると、上場時に出資して1度も売らなかった投資家は1ドルの利益も得られないことになります。

一方で連続増配株に投資していれば、受取配当により15~20年程度で投資元本は回収され、あとは、全て利益なんてことも。


元々の株式市場の動き

大幅増益 → 増配するに違いない → みんなが買う → 株価上がる

という感じで動くのが元々の姿


今の株式市場の動き

もちろん今の株式市場がそうなっていないことは理解した上で、こんな議論をしています。

今は、将来たくさん分配金がもらえるからではなく、

大幅増益 → 株価が上がるに違いない → みんなが買う → 株価上がる

って感じですかね。

こういうふうに考えていくと「増益 → 株価が上がるにちがいない」のところは間の理屈すっ飛ばしているんで訳分かんないですね。

みんなが買う理由なんだっけ?という問いには株価が上がるにちがいないから。

株価が上がるに違いない理由なんだっけ?という問いには増益だから。

増益だとなんで株価あがるんだっけ?。。。。。みんなが買うから???

ループに入りました。配当の項目抜かすと理屈が通らないのですよ。


・・・・・・

こんなこと考えながらいろいろ調べていたら、世界一の投資家バフェットさんのバークシャーハサウェイ社も配当出していませんね。

歴史とか理屈は置いておいて、そういうもんだと思って付き合っていくのです。


自己紹介

50代理系元会社員。妻と子供1人。投資歴20年以上。2025年にリタイア。年金・退職金をあてにした50代ならではのリタイア生活・資産運用・年金・子供へのマネーリテラシー教育などに関して発信していきます。

このブログを検索

日本ブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 投資ブログ 投資でセミリタイア生活へ
にほんブログ村 株ブログ 高配当株へ くにみ 50代 資産運用でアーリーリタイアを目指す - にほんブログ村
blogmura_pvcount

ブログ アーカイブ

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ