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【フラット50】50年ローンでしか買えないような家は買ってはいけないと思う

2023-08-06

アーリーリタイア マネー教育

t f B! P L
くにみです

Yahooニュースで住信SBIネット銀行が、50年の住宅ローンを取り扱い開始と報じていました。

住信SBIネット銀、住宅ローン借入期間を最長50年に ネット銀行初 (yahooニュース)


ついに50年ローンの時代か!?と思っていたら、フラット50自体は前からあったみたいですね。フラット35が有名なので、それが最長かと勘違いしていました。

【ふらっと50】(住宅金融支援機構のページ)

50年ローンについて思うところを書きます。

私の個人的意見としては「50年ローンでしか買えないような家は買ってはいけない」です。

なお、すべては手に入らない前提で「限りある資金をどこに振るか」についての私の個人的な考えです。



金融機関のうたい文句


50年ローンは住信SBIネット銀行以外でも取り扱っている金融機関はあり、そこでのうたい文句は、「月々の返済を抑えられる」が多いですが、その他いろいろ言っています。

メリットが強調してあって、「ものはいいようだなぁ」って感じです。

それぞれに軽くツッコんでおきます。

月々の返済額を抑えることができる


  =より多くの利息を払わされる

フラット35より金利が上がり、返済期間も長くなるので、当然総支払額は多くなります。これぞ複利のチカラ

下の図は住宅金融支援機構のチラシからの抜粋です。35年から50年ローンにすることで支払総額は1000万円近く増えます。

フラット35との毎月の支払額の差は12,000円です。12,000円ならなんとか工面して15年ローンを短くすべきと思います。

または、フラット35で月8.4万円の支払いになるような家にする。



住宅金融支援機構 チラシより



ワンランク上の住宅購入が検討できる!

  =ワンランク下の老後が待っている

80歳までローンを払い続ける設計では、老後資金が貯められるとはとても思えません(推測です)。

ワンランク上の住宅を買ってしまったばかりに老後資金を用意できず、貧しい老後を過ごすとか、子供の世話になるようなことになるとしたら。。。。

そのワンランク上は必要でしょうか??

住宅メーカーは高い家を売りたい、銀行は高い金利で長期ローンを組んで欲しい。借主の老後まで面倒見てくれません。

私なら、先の返済例でフラット35で月の返済額が8.4万円になるように、ワンランク下の家にすることを考えます。

もし、自分の子供が50年ローン組もうとしていたら全力で止めますね。

80歳まで働く自分を想像してみろ!と


お手元の資金に余裕を持ち、貯蓄や将来の備えができる!

  ⇒借金を減らして、普通に貯金・運用しようよ

投資家の中には、現金一括で支払う能力があっても、あえて住宅ローンを組み(=低い金利で資金を調達)、ローン金利よりも高い利益を上げる人たちもいます。

  例: (投資利回り7%)ー(ローン金利2%)=利益5%

これはまさに手元資金の確保ですが、こんな人たちは例外です。

50年ローンを組む人の中にこんな人は稀ではないかと(勝手な想像です)

普通に貯蓄などで将来に備えた方がよいかと。

アーリーリタイア目指すなら長期ローンは避けたい

前の記事でも書きましたが、住宅ローンは退職前、できれば50歳前に完済し、その後しっかり老後資金を確保しておきたいところ。

アーリーリタイア目指すなら更に早い段階で完済が必要と考えます。

そうすると、35年ローンでも60歳までの完済は難しく、20年ぐらいのローン(40歳でローン組んで60歳完済)を繰り上げ返済していくくらいのペースでないと、アーリーリタイアは難しいのではないでしょうか?

こんな変化の大きい時代に、おそらくは定年後の50年先までローンを払う計画を立てている=一生働き続ける選択をしたというように見えます。

もう1度言います。80歳まで働く自分を想像してみろ!と


↓以前の記事で35年ローンと私立大学について書いています↓


 くにみです 自分自身の資産形成・リタイアだけでなく、家族・一族の資産最大化も1つの目標としています。 具体的には ・老後資金は自分で準備して子供の世話にならない(子供の資産を食いつぶさない)。 を最低限とし、 ・投資している高配当株を子供に相続し、運用を継続してもらい、金のなる...

・・・・・・・・・・・・

以下はフラット50内容の一部抜粋です。詳細は住宅金融支援機構のページで確認ください。

正直、興味を持たない方が良いと思います。

フラット50概要(抜粋)

要件

申込時の年齢が満44歳未満(親子リレー返済を利用の場合は、満44歳以上も申込み可)

対象

長期優良住宅

本人またはその親族が住む新築または中古住宅の建設・購入資金

※当然投資物件は対象外

借入額

100万円以上8,000万円以下(1万円単位)で、建設費または購入価額(非住宅部分を除く)の9割以内

借入期間

最長借入期間「80歳」-「申込時の年齢」、または50年

※完済は80歳までなので、実際に50年ローンを利用できるのは30歳未満の人。

借入金利

全期間固定で金利はフラット20,フラット35に比べると少し高め

借入期間と金利
15~20年:1.29~2.65%(フラット20)
20~35年:1.72~3.08%(フラット35)
36~50年:2.23~2.70%(フラット50)

自己紹介

50代理系会社員。妻と子供1人。投資歴20年以上。2025年までにリタイアすることを決意し、年金・退職金をあてにした50代ならではのリタイアを目指す。資産運用・年金・子供へのマネーリテラシー教育などに関して発信していきます。

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