この2つが大きなメリットになると思います。
先が読みやすい
無収入期間
30代、40代リタイアだと、当然ながら無収入期間が長いです。その間の資金繰りをしっかりシュミレーションする必要があります。「資産の取り崩し」「配当金収入」「不動産などからの収入」などなど。
残りの期間が長い30代、40代リタイアではマージンをより大きく取る必要があり、正確にシュミレーションするのは難しい。
甘いシュミレーションでリタイアしてしまい、年金受給前の60手前くらいで資金がショートしてしまってももはや再就職などの挽回は難しく、路頭に迷うことになる。
まずは年金受取までを考えると50代リタイアならなんとかなりそうな気がする。
子供の教育費
30代、40代だと、まだ子育て真っ盛りと予想され、中学~大学まで公立か私立かによって、これからかかる教育資金が大きくブレます。
大学だけでも4年間のザックリとした学費は国立大学/自宅通学なら250万円程度、東京の私立大学/1人暮らしなら1000万円程度で4倍のブレがあります。
50代リタイアであれば、子供も大きくなっていて、場合によっては既に就職している。我が家の場合は、私が退職する予定の年には子供は大学を卒業で、教育資金をほぼ確定させることができる。
子供が就職して夫婦2人になれば生活費も減るはずだし、家のローンなど、大きな出費もだいたい見通しがついていれば、比較的精度の高いシュミレーションができる。1億もいらないだろう。
年金、退職金をあてにすることができる
会社員前提ですが、30代、40代で退職すると60歳退職に比べ厚生年金、退職金の金額が非常に少なくなり、ほとんどの資金を自分で用意しなければならない。
ブレが大きい分、用意する資金も1億でいいのか2億必要なのか・・・ビビりの私は1億円では不安、2億でいけるか・・・? いや、でも・・・一生リタイアできそうもない。
年金
2022年現在の国民年金支給額は満額で年77万7800円です。これに厚生年金が掛け金に応じて加わるわけですが、40歳で退職した場合、60歳まで勤務した時と比べ勤務期間は半分以下。更に若いうちは収入が少く、掛け金も少ないため、上乗せされる厚生年金はかなり少なくなってしまいます。
これに比べ50代リタイアであれば、もちろん60歳退職に比べ目減りはしますが、それなりの額が期待できます。
退職金
退職金も勤続年数や年収に応じて支給されるため、若いうちに退職すると金額は低く、さらに自己都合退職の場合は満額支給されないこともあり、あまりあてにできません。
50代リタイアであれば、それなりの額が期待できるとともに、早期退職制度で退職金の上乗せがある企業であれば、目減った分を埋めることができます。
私の場合、年金、退職金ともに60歳退職の85%程度の見込みです。
更に、早期退職制度で退職金の上乗せがあるので、減額分がそれで補填できることが分かっています。
まとめ
50代リタイア:大きな出費イベントの見通しが立ち始めていて資金計画が立てやすい。年金、退職金もそこそこ当てになる。
0 件のコメント:
コメントを投稿