投資とは直接関係ありませんが、株に投資することはその会社の一部を所有することとも言われてもいます。 投資家目線で会社を考えてみた。
会社は誰のもの?
結構長い間会社員していましたが、会社は自分たち社員のものだと、最近まで思っていました。同じ勘違いしている人はかなりの数いると思います。
でも「株主のもの」なんですね。すべての株を買い占めれば自分のものにできることを考えると株主のもので正解なのですが、なんかピンときませんでした。
会社を「海を渡り、未開の地から宝を探してくる船」に定義すると分かりやすい。社長は船長で社員は船員。株主は船や装備や船員の給料に必要な資金を出資する人である。すなわち社長はあくまで雇われ社長で船(会社)の持ち主ではなく、金を出した株主が会社の持ち主である。利益は出資した株主のものとなる。
「誰かアメリカ大陸行ってお宝とってきてくれ。金と船は容易するから」が株主
会社員の仕事は?
会社員の仕事を定義する統一的な言葉がないか長い間考えてきた。
文系、理系、研究、製造、営業、人事、会計その他もろもろアルバイトも含めすべての職員に共通する仕事の上位概念。
ここまで言うとサラリーマン的には「俺は株主のために働いているんじゃねー」と言いたくなりますが、これを飲食店のオーナーと社員で考えると、利益の大部分をオーナーが持っていくのはごくごく当たり前ですよね。
オーナーの利益のために働いているのです。
株式会社の場合、オーナー=株主なので 「株主の利益のために働いている」となります。
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このように、すべての会社員の仕事の上位概念として「会社の価値を高める(株主の利益を増やす)」があると考えています。
研究・商品化部門は、魅力的な商品を提供し、過去より売り上げ、利益が上げれば株価という形で会社の価値は高まるし、人事部は優秀な人材を獲得したり、適切な配置をすることで利益の向上に貢献する。
環境への配慮も長期的には会社の価値を高める。汚染物質を処理せずに環境放出すれば、処理代は浮くが、公害になれば処理代よりもとてつもない賠償が発生する。このような行為は短期的利益を上げることはあっても長期的には企業価値は低くなっていく。
粉飾決算も同様で短期的に株価を維持できるが、発覚した瞬間に投資家の信頼を失い下手をすると倒産にいたる。日本を代表する会社が粉飾やらかして、今は見る影もないってのもありました。
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