くにみです。
タイトルどおり貸株をやめました。正確には利率1%以上の銘柄だけ貸株に残して、残りは全部やめました。
理由はリスク低減です。
ご存じだと思いますが、通常、株を現物保有する場合、証券会社は自分の資産と投資家の資産を分けて保管していて、万一、証券会社が倒産しても、株は返却されます。
一方で貸株は分別管理義務がなく、投資者保護基金の対象でもないため、仮に証券会社が破綻した場合、貸株中の株券等が返却されないおそれがあります。
私は現在、待機資金を含め約4000万円を運用しており、昨年までは保有株は全て貸株していました。貸株金利だけで約3万円を得ています。3万円あれば家族で高級ディナーに行けます。一方で3万円のために4000万円をリスクに晒しているという見方もできます。
50代になり、投資の出口戦略を考え始めている時に、可能性は低くてもリスクは減らしておきたいと考え始めています。
現在のメインはSBI証券で、これが破綻する可能性は非常に、非常に、非常にに低いのは承知の上です。
ですが、過去には日本の4大証券と言われた山一証券の破綻(顧客への利回り保証で経営を悪化させ、粉飾決算で最後は自主廃業)、最近では暗号資産のFTXの破綻(海外の取引所を利用していて、億単位のお金が引き出せなくなった個人投資家の話は記憶に新しい。その方のその後はフォローしていないです)
SBI証券の怪しい噂が出始めてから貸株解除しても間に合うかもしれません。しかし、粉飾決算を素人が見破ることは不可能ですし、こういうことは突然やってきます。
万一、万一ですよ、朝のニュースで突然SBI証券の破綻が報じられたら、たぶん吐き気が止まらず、会社行っている場合ではなくなり、夜も眠れなくなると思います。せっかく穏やかなアーリーリタイア生活を目指しているのに。。。。
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こういった訳で、貸株をやめました。利率1%以上の銘柄を残したのは、貸株収入への寄与が大きいからです。実は1%以上の銘柄は投資金額は少なく、万一失ってもダメージ小さいのですが、貸株料は5千〜1万円/年くらい稼いでくれそうです。こんくらいのリスクならとってもいいかなと思った次第です。
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