くにみです。
米国高配当株ETFの【VYM】に投資しています。
VYMは約400銘柄に分散投資されている人気の米国高配当株ETFです。直近の利回りは3%前後。
今回はVYMに投資している理由をvs.日本株 vs.S&P500 vs.投資信託 vs.SPYD,HDVの観点で書きます。
vs. 日本株
日本株にも高配当な銘柄はありますし、現に私もメインは日本の個別高配当株に投資しています。
VYMに投資する理由1は、「通貨分散」です。今後日本円が弱くなっていく可能性に対して、ある程度ドル資産を持っておきたいと考えていて、資産の10〜20%を目安にドル資産を増やしていこうと思っています。
ただし、日本に住んでいるので資産も大部分は円資産でいいと思っていて、日本株メインは継続予定でVYMはあくまでサテライトの位置づけです。
通貨分散の意味ではVYMでなくても構いません。最近はドル建てMMFも少し買っています。ただし、米国個別株は決算の確認とかがダルイので投資予定はないです。
ドル以外の通貨については今のところ不要だと思います。世の中基本ドル中心なので。
vs. S&P500
S&P500インデックスETFの方が、VYMより過去パフォーマンスは良いです。高配当株は、成熟産業が多く、GAFAMのような成長企業は含まれていません。そのため、成長企業を含むS&P500の方がキャピタルゲインとしては大きくなります。
それでもVYMに投資する理由2は、「安定して」「キャッシュフロー」を得たいからです。
高配当株は配当が下支えとなって暴落時にも成長企業ほど下落しません。この安定感は穏やかに暮らしていきたい人にとって重要です。また、S&P500のETFも分配金出していますが、1%台後半です。VYMは約3%。
私の最終目標は元本は取り崩さずに、配当のみで暮らすことです。そのためにはキャピタルゲインよりも安定配当の方が重要になってくるのです。
vs. 投資信託
VYMに投資する投資信託もSBI証券、楽天証券それぞれ昨年設定されました。
投資対象は同じですが、これらの投資信託は分配金が出ないのです。高配当株投資をしている最大の理由はキャッシュフローが欲しいためです。元本部分は取り崩さずに配当だけで生活したいのです。
投資信託でなくVYMを買う理由3も「キャッシュフロー」を得たいからです。
デメリットも:ドルコスト平均法の点では投資信託の方が有利
毎月6000円の「一定額」買う場合と、毎月3株の「一定数」買う場合でトータルの金額は同じになっていますが、株数は「一定額」買う方が多くなっていて、「一定額」買う方が安く買えることになります。恥ずかしながら最近知りました。投資信託で一定数買う設定にしている場合は、一定額設定にしましょう。
ETFでもSBI証券では一定額の定期購入ができますが、ETFは単元価格が高いため、一定数購入と同じになりやすいです。↓に例を示します。
ドルコスト平均法は高い時に少ししか買わず、安い時にたくさん買うことで平均単価を下げることに意味がありますがこれが効かないのは苦しいです。この点では投資信託が有利です。
ETFでもドルコスト平均法を効かせるためには、積立金額>>>単元価格にする必要があります。上の例では積立金額を100万円とか1000万円とかにすれば良いのですが、まぁ無理ですね。
VYMに投資する投資信託(SBI or 楽天)が分配金を出すようになれば、そちらに乗り換えたいです。今年の7月が初決算なので注目しています。
vs. SPYD,HDV
同じように米国高配当株ETFとしてSPYD、HDVが有名で、VYMと並んでどれも人気です。どれを選ぶかは好みの部分が大きいのですが、私がVYMを選んでいる理由は「配当の安定性」です。
平均配当利回りはSPYD(4%後半)>HDV(3%後半)>VYM(3%前半)とVYMが一番低いです。※キャピタルゲインはVYMが高いと言われています。
一方で、VYMは↓に示すように、過去10年間減配なしで右肩上がりに増配しています。これに対し、直近でSPYDは2021年に、HDVは2022年に減配しています。
配当の安定性ではVYMが最も優れていることからVYMを選択しています。
VYM、SPYD、HDVについては色々なサイトで比較されていますが、こちらを参考にしています。↓↓↓↓↓↓
まとめ
まとめると、VYMに投資している理由は
に集約されます。この視点でVYMはbestかどうかは分かりませんが、Betterな選択肢だと思っています。
一方で、資産を早く増やしたい場合は、個別株やS&P500インデックスの方が優れているかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿