ビッグモーターのネタが連日あがっています。
正直、報道されている不正をそのまま信じると、まっとうな自動車販売・修理業者がやることとは思えません。
大手居酒屋チェーンの看板を掲げたボッタクリ飲み屋みたいな感じですね。
これを10年、20年続けていたらいずれ口コミで悪行が広まりお客さんは離れていくし、不正内容も犯罪レベルで、発覚したら会社の存続が危ぶまれるレベルだと思います。
事実、現在ビッグモーターは融資の借換えを断られており、急速に資金繰りが悪化している模様。
不正して短期的に業績を上げられても、いずれ破綻するのであれば、持続可能な成長とはいえず、いずれは消えてなくなる会社になってしまいます。
粉飾決算の東芝や、大規模食中毒を起こした雪印乳業など、短期の利益を優先するあまり、悲惨な末路をたどっています。※東芝は少し前までは超勝ち組のイメージでしたが、いまや完全解体状態です。
報道だと、最初はゴルフボールで車をへこませるネタが多かったのですが、最近は街路樹伐採や副社長ネタが多くなっています。
私的にどちらが重大かというと、前者の車にキズを付けたりする「顧客への裏切り」が重要であり、副社長のパワハラや街路樹枯らすなどの「会社のモラル」に関しては、どーでもよくはないですが、社内や行政とやってくれって感じです。
それらについて、私の考えを書きます。(なお、内容については報道を元にしており、個別の事例の裏取りをしているわけではありません)
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顧客への裏切り行為
報道を見ていて違和感があるのは、従業員が被害者のように話をしている場合が散見される点です。上からのプレッシャーなのか直接の指示かは分かりませんが、完全に超えてはいけない一線を越えて犯罪に加担したという意識が低い感じですね。
修理車両にわざと傷をつけ、修理費用を水増し保険請求する
ゴルフボールで叩いてへこませる、タイヤにわざと穴をあけてパンクさせる映像がテレビで流れています。超えてはいけない一線を越えていますね。
修理単価目標などという謎の目標が設定されたのが原因とか。。。
自分のミスなら仕方がないですが、愛車をわざと傷つけられたら例え修理されて戻ってきても悲しいです。
また、その場の支払いは保険でオーナーの懐は痛まないかもしれませんが、まわりまわって保険料↑という形で全ドラーバーに返ってきます。
交換していない部品代を請求
これは2パターンありましたが、どちらも超えてはいけない一線を越えていますね。
交換が必要なのに、交換せずに請求
バッテリー交換したはずが、走り出して10分後にバッテリー異常で停止、交換されていなかった。
交換不要なのに交換必要だと偽り、交換せずに請求
店員の告白として、部品交換必要として請求しておいて、交換せず、余った部品をオークションで売った。
・・・・・・
どちらも顧客を騙してお金を取っていて許されるものではないですが、バッテリーの事例は走行中に故障や停止してしまってドライバーを危険に晒す可能性があり、これをやってしまうと車の修理業者として成り立っていない。
ディーラーの車検でも、本当に交換必要なのか、念のために交換しているのかは分かりません。過剰整備も無くはないと思いますが、交換せずに代金だけ請求するなんてことはあり得ないと信じています。
無事故車といわれて購入したら水没車だった
プロなら水没車かどうかは分かるはずで、知ってて売ってるので、超えてはいけない一線を越えていますね。
真偽は定かではないですが、豪雨で水没車が多数出ると、買取業者が買い叩くために群がるとか。。。
買取車にキズをつけて査定↓
キズがあると言われると、キズつけられた証拠もないので、反論のしようがない。でも、おかしいと感じる人はいるはずで、いずれは破綻するやり方だと思います。持続しません。
もはや関わってはいけない、ここでは、車を買う、点検する、修理する、売る、車を持ち込むと、全て不利益になって跳ね返ってくる感じですね。
安くなると嘘をつき、不要な超高金利ローン(9.9%、10年)を組ませる
ローン契約自体はおそらく合法なものでしょう。ローン会社からのバックがおいしいのでしょうが、ウソをついて顧客に不利益を与えて、自分が儲ける。騙されたことに気づけば二度とここでは買わないですね。持続しないです。
会社のモラル的なもの
報道されていることが起こっていたとしても、車の修理や販売・買取などがまともに行われていたら、大した問題ではないと思っています。ネタとしては面白いので報道では大きく取り上げられていますが。
役員→店長、店長→従業員へのパワハラ
店長の給料も相当良かったみたいですが、高収入の店長は相当やらかしているのではと想像してしまいます(勝手な想像です)。
パワハラが普通の会社からは一日も速く逃げ出すことです。
でも、お客に損害がないのであれば、大した問題ではないです。
店舗前の街路樹を除草剤で枯らす
ハッパ1枚落ちていると営業成績に影響するなんてだれも考えていなくて、まぁただのイジメにしか見えないですね。それに対抗して店長が除草剤使った。
結局、副社長が自分の存在感の示し方を大きく、大きく間違ってしまい、こんな形でしか示せなかった感じですかね。
勝手な想像ですが、実力がないと、他の方法で自分の存在をアピールしないといけない。実力がない人が人事権を握っているとか最悪の状態です。
創業社長がそこらへんを見抜けずに二代目に権限を与えてしまったのが最大の失敗ですかね。(勝手な想像です)
公共のものを破壊してはいけませんが、お客に損害がないのであれば、大した問題ではないです。
とにかく、「本業」の販売、修理点検、買取の部分でやってはいけないことをやっていたので、誰も信じない。これが全てですね。
まとめ
ビッグモーターに限らず、短期利益を求めて不正をするといずれ淘汰される。持続可能な成長を捨てると消えてなくなる。
今回の事例はあまりにも酷く、ビッグモーターの業務全てに疑惑が生じているので、誰も買わない、誰も売らない、だれも点検に持ち込まない。
おそらくビッグモーターは倒産するのではないかと推測します。自力での復活は不可能と考えます。一方でどこかが救済すればそこに批判が殺到する。
保有する中古車を買い叩かれるのわかっていながらもなんとか現金化して少し生き延び、資金が尽きたところで終了。私の妄想です。
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