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奨学金を借りてまで進学するかはよくよく考えた方がいい

2023-09-08

マネー教育

t f B! P L

 人生の3大資金は「教育資金」「住宅資金」「老後資金」と言われています。

この中で、教育資金については、奨学金の問題が度々でてきます。

・借金とは知らなかった
・ただ学びたかっただけなのに、こんな借金背負うなんて

更には

・大学も無償化すべき

なんて意見も。 今回は大学進学や奨学金についてです。

誤解ないように言っておきますが、学ぶことを否定するつもりは全くありません。借金をしてまで大学に行くべきかどうかはよく考えましょうという内容です。



「全」大学無償化には反対

少々激しい言い方になってしまうが、全ての大学無償化については断固反対します。

高校の授業についていけない人が、更に先の専門教育を受けて理解可能だろうか!?そしてそのために税金を使うのは間違っていると思うからです。

極論ですが、オリンピックに出たい人を全部出したら、全世界運動会になってしまうようなものです。

「平等」とは人種、国籍、年齢、性別などによらずチャンスが均等に与えられ、能力によって評価されることだと考えます。学ぶ意思のある人は全て無償にするというのは、能力での評価が丸ごと抜けています。

成績優秀者には救済を

現在の給付型奨学金の金額は、自宅外通学/国公立で最大66700円/月です。入学金・授業料の減額、免除もありますが全然足りないと思います。

一方で、給付条件「評定平均値が3.5以上で、一定の収入要件を満たす」と甘めです。評定平均なんて学校によって違ってくるのに。

私が考える給付型奨学金

成績優秀にも関わらず、お金が無いために進学できない人には、給付型の奨学金を手厚く支給すべきだと思う。せめて10万円/月給付+入学金・授業料免除したいところ。

給付条件はたったの2つ、どちらも今の制度下で入手可能なデータです。

・「共通テスト」の成績上位者(平等なチャンス)

・世帯所得(+家族構成)が一定基準を満たす

せっかく「共通テスト」なんていう、全受験生が受けられる公平な試験があるのだから、共通テスト成績上位者/且つ一定収入以下に返済不要の奨学金を給付すればよい

逆に、共通テストで、半分も正解できないのであれば、大学の更に高等な教育を受ける意味はあるのだろうか?学びたいのであれば高校の内容をもう1度学べばよいのでは?

勉強以外でも一部の芸術など特化した、その大学でしか学べないものについては、その大学が特待生として才能ある人を入学させればよい。

地方の国立大も成績優秀者が地元の国立大に進学する場合に奨学金を給付するとか、地元振興策を打つのもいいと思います。


大学進学には「学力」と「お金」が必要です

大学進学には「学力」と「お金」の少なくとも1つは必要だと思います。

学力有り/お金有り

ランク高めの国立でも私立でも好きなところへ行ってください

学力有り/お金無し

ランク高めの国立を狙い、奨学金も考える。貸与型の奨学金でも一般論で言えば、大手企業に就職できれば返せると思います。こういう人にこそ給付型奨学金が必要です。

↓は、奨学金870万円。。。ってことで、恨み節かとおもいきや、留学したりするのに多額の奨学金を借りて、順調にキャリアアップしていった方の話。

「奨学金870万円」35歳女性の綱渡りな海外進学―「父の通帳は残高ゼロ」貧乏な家の娘が国連職員を夢見た結果

(東洋経済ONLINE)

学力無し/お金有り

私立の推薦枠を狙いましょう。

少子化が進み、定員割れする私立大学が多数になってくると、生徒確保のためにほぼノー試験で入れる「推薦入学」枠が多数高校に割り当てられます。

一般入試では合格できないようなMARCHクラスでも推薦で入れたりします。

本来、大学側としてはすこしでも優秀な学生を集め、大学のレベルアップを目指したいところですが、そもそも学生が集まらないために「質」を落としてでも「量」を確保しなければならない状況です。

学生を集めたい私立大学と、お金を払ってでもランクアップしたい学生にとって推薦枠はWin-Winです。

学力無し/お金無し

大学に進学するべきかを真剣に考える。

学力無いからFラン私立の推薦、お金無いから奨学金、ではなく

多額の借金をしてまでも大学に行くのが本当に良いのか、大学も一般的な学科ではなく、看護など就職に有利な学科にした方がいいのでは?とか、

看護の専門学校という手もある(指定の病院に数年勤務する前提で看護学校の学費が免除される制度もあるらしい)

高卒で働くという選択もあります。

やりたい仕事が大卒しか採用されないなら借金して行くのもありです。考えた結果なら。

↓では「よりよい仕事を求めて大学に行ったはずなのに、結果は居酒屋チェーンやスーパーマーケットなど、高校卒業時にも就職できたところへ行くという例は珍しくなく、大学に通った4年の放棄所得を取り戻すのは難しい」という話。

Fラン大進学は「高卒で就職より1000万損」の訳 強い進学志向と「修学支援制度」の不条理とは

(Yahooニュース)

・・・・・・

私の好きなYouTubeチャンネル「ハイキャリア投資チャンネル」の横田さんは、自らFラン大学出身と言ってますが、起業して億を稼ぎ、

「Fラン大学は卒業証書を500万円で買う場所」

「Fラン大学の英語の授業ではbe動詞から始める」

とぶった切っています。

↓は、学歴気にするのは就活まで、就職して学歴気にするのは雑魚、億稼いでいる人は学歴聞いたりしない。という動画です。












自己紹介

50代理系元会社員。妻と子供1人。投資歴20年以上。2025年にリタイア。年金・退職金をあてにした50代ならではのリタイア生活・資産運用・年金・子供へのマネーリテラシー教育などに関して発信していきます。

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