くにみです
最近、株を買うのを控えるようにしています。理由は、
・来年からの新NISAに資金を温存しておきたいのと、
・最近の株高で高配当株もだいぶ上がって、買いたい水準からだいぶ高い位置になってしまっているからです。
特に、
・不動産
・住宅メーカー
・銀行
といった高配当株常連が、のきなみ年初来高値を更新してきています。
配当利回りもだいぶ落ちてきていて、しかも、あと数か月待てば配当が非課税になる新NISAが始まるのにこれじゃ買えないなぁ。
というわけで、少々下がっても積極的に買うことはせず、資金温存中です。
唯一やっているのは【損出し】
今回は損出しについてです。
※今回の損出しは税金還付を意図した損失確定を指します。
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損出しとは?やり方は?
損出しは、特定口座で株の売却益や配当利益がある場合に、含み損状態の銘柄を一旦売却して損失を出し、安値で買いなおします。
損失を確定させることによって、これまで得ていた売却益や配当利益と損失が相殺され、利益が少なくなるためその分の支払っていた税金が還付されます。
損失<利益状態であれば、損出しで出した損失の約20%が返ってくると考えればよいでしょう。
もちろん売買手数料はかかりますので、そこそこ含み損の大きい保有銘柄でやらないと、意味はありません(SBI証券と楽天証券は売買手数料無料になるので、気にしなくてもよくなります)。
実際のやり方を簡単に説明すると
「現物売却」と「信用買い」を同時に行う
含み損状態の銘柄を前日や、場が開く前に「現物売却」と「信用買い」を同株数成り行きで注文しておきます。場中に引け成りなどの注文でもOK。これで同じ値段で「現物売却」と「信用買い」ができます。
※両方ただの成行きだと、注文できない場合がありますが、どちらかを寄せ成りとかにすると注文できました。
翌日に現引き
必ず「翌日に」信用買いした分を現引きする。
1000円で購入した株が600円まで下がっている。これを上の方法で損出しし「翌日に」現引きすすると
1株あたり400円の損失を確定させることができます。
一方で、これを「場中」に現引きすると、買い注文を優先し、1000円の持ち株と600円の新規購入=800円×2単位保有と計算され、これを600円で100株売っても200円の損失にしかならないからです。
損出しのメリット・デメリット
メリット
税の先送り
税金還付されますが、いずれ売却した際に含み益があれば当然課税されます。なので実際は税の支払いを先送りしています。ただし、売る気のない高配当株は、半永久先送り状態です。還付された税金を再投資することもできます。
ポートフォリオが含み益だらけ
含み損銘柄を損出ししていくので、気付いたらポートフォリオ全銘柄含み益状態ってことも。メンタル健全になります。
ナンピン買いよりはるかにまし
ナンピン買い(保有銘柄が下落した際に買い増しし、平均取得単価を下げること)だと、資金を投入していくため資金が切れればおしまいです。
その点損出しは、毎回損失を確定させるし、新規資金を投入するわけではないので、口座の現金は減りません。むしろ税金が還付されると口座の現金は増えます。
デメリット
長期優待銘柄は、長期保有が途切れてしまうのでやらない方がよい場合があります。
他に大きなデメリットは思いつかないですね。売買手数料も無料化されたら、少しの含み損でも損出しした方が良い気がします。
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