今年FIREした50代くにみです
無職状態でのキャッシュフロー最大化を狙い、高配当株メインに投資していますが、最近カバードコールETFの高利回りに魅かれて、実際に保有しながら値動きとかを検証しています。
興味は、「結局高配当株とどっちがいいの?」ですが、未だに結論は出せずにいます。
今回はそのへんの比較を。
短期の配当総額を上げるならカバードコールETF、長期資産形成+キャッシュフローなら高配当株というところでしょうか
【高配当株】と【カバードコールETF】比較
前提
株価1万円の【高配当株】と【カバードコールETF】を購入。それぞれの利回りなどを下記でシミュレーション
高配当株
利回り4%、毎年15%増配。増配分株価が上がり常に利回り4%、配当は全額再投資。
かなり優秀な高配当株です。三菱HCキャピタルイメージ。
カバードコールETF
利回り12%、増配なし、株価上昇なし。配当は全額再投資
東証上場ETFのGXNDXカバコ(2865)イメージ
時価総額比較
前期前提で配当金再投資した際の時価総額推移です。
高配当株は、増配時の株価上昇と配当再投資による株数増加で時価総額の伸びが大きいです。再投資を続けると1万円の初期投資が20年後には約27倍になります。400万の初期投資なら20年で1億です。シーゲル先生の言っていることはこういうことなんだと実感します。一方、カバコは再投資による株数増加のみの効果しかないため、時価総額の面では劣ります。20年で8倍程度です。
年間配当・累計配当比較
次に配当です。
年間配当の面では、利回りの高いカバコの方が多くなり、19年後まで逆転しない結果。
累計受取配当では、20年後でもカバコの方が多い結果。
やはり、(特に初期の)キャッシュフローはカバコに軍配が上がります。
ただ、いずれの場合でも1000万円を投資して配当再投資を20年続けると年間配当金1000万円に到達します。
ただし、これはあくまでシミュレーションであり、20年間15%増配を続ける会社はあるかもしれませんが、1社集中投資というわけにもいかないので、分散投資で15%増配を20年達成しなければなりません。
カバードコールETFも歴史が浅めで20年の動きを予想することは難しいと思います。
私なりの結論
上記の結果は、なんとなく予想できていたことですが、データでみると「やっぱそうだよなぁ~」って感じです。
これをどう使っていくかなんですが、資産が少ないうちにカバコに大きく投資してしまうと、資産形成が遅くなりそうです。
メインは高配当株とし、一部カバードコールETFで利回りアップを狙う(配当のドーピングというようです)というのが資産成長に+αでキャッシュフロー↑を狙えます。
1000万投資する際、高配当株(利回り4%)とカバードコールETF(利回り12%)を混ぜた場合の受取配当金を表に示しますが、同じ投資金額でも10%カバードコールを混ぜるだけで受取配当金は20%増えます。こんな使い方が無理なくて良いんじゃないでしょうか
ただ、一度ドーピングの味覚えちゃうとカバコの比率ふやしたくなっちゃんですよね
0 件のコメント:
コメントを投稿