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親が高齢者住宅へ引っ越した 親が高齢になったらやっておいた方がよいことまとめ

2025-12-03

アーリーリタイア 介護

t f B! P L

 くにみです

このところ4回ほど「親が高齢者住宅に引っ越した」の苦労話を書きました。

関連する過去記事はこちら↓

今回は、過去記事の中で書いた教訓「親が高齢になったらやっておいた方がよいこと」をまとめます。

特に、認知症の気配を感じたら早めに行動した方がよいと感じました。

つい元気だったころの印象があるため、口頭で説明して済ましたりしちゃいますが、忘れる前提で行動した方がよい

特にこれに気付いてからストレスがだいぶ減ったのが

大事なものを使った際は、いつもの保管場所にしまうまで見届ける」ですかね



資産管理

資産額、借金

借金の有無ははっきりさせておいた方がよい。少なくとも元気なうちに「借金あるんだっけ?」ぐらいは聞いておきたい。

資産額、年金額も知っておきたい。

今、年金の範囲内で暮らしているのか貯金を取り崩しているのか。今の生活のままで資産は取り崩してももつのか、更に高齢者住宅へ入居しても支払えるのか?

親の金を狙ってるんじゃないかと疑われる恐れもあるが、お金がないと高齢者施設にも入れず自宅介護になるので死活問題。

通帳・印鑑

通帳と印鑑の在りかも把握必要。とにかく置き場を決めてもらう。

また、自分もそうだったと反省したが、どのハンコがどこの銀行印かは自分の記憶だけが頼りという状態になっていた。銀行とハンコの対応をとるようにしるしをつけておきたい。

預金の分散

例えば父の口座だけに預金があると、父が亡くなった際に預金が凍結されてしまい夫婦でもおろせなくなり、葬式代にも苦労する可能性がある。

葬式代+数か月分の生活費は母の預金にも入れておいたほうがよい

定期預金は普通預金へ

定期預金の解約は窓口で本人確認が必要な場合が多い。認知症が進み判断能力なしと判断されると成人後見人をつけないと親の資産が引き出せなくなるかも。

代りにATMで引き出せるようにしておかないと、イザという時に困る可能性も

公共料金の支払い方法やサブスクの有無確認

引っ越す際にはいろいろ解約や住所変更が必要だが、親が忘れている場合あり。

カード払いにしてあるとポイントがついてお得だが、WEB明細を見れないと利用内容がわからなくなり、解約忘れでずっと払い続ける懸念

クレジットカードをどれだけ持っていて、どの料金がどのカードで落ちるかまで把握できているとベスト

近く人住んでいるのなら通帳とかを預かることも

お金をおろしたことを忘れて、何度もおろそうとすることがあった。そのたびに昨日おろしてここにお金があると伝えて思いとどまらせている。

遠くに住んでいるのなら現実的ではないが、近くに住んでいるなら通帳・カードを預かるのも一案。詐欺にあう可能性もあるので。

物忘れに対して

物忘れがひどくなると、さっき言ったことを忘れてしまい、何度も同じことを聞かれることが多くなってくる

メモするくせをつける

自分もそうだが、大体の人は買い物行った際も何があって何がないかは大体把握していて、何個も同じものを買うことはない。

その感覚のままで物忘れがひどくなっていくので、メモを取る習慣がない。

「来週木曜にそっちに行く」と伝えていても、メモしていないので「いつ来るんだっけ」と何度も聞かれることに

そこそこ高齢になってきたらメモする習慣をつけさせた方がよい。

電話で次回訪問を伝える際に「今カレンダーにメモして」と言うなど

紙に書いて渡す

親が何度も同じ質問をしてくる場合があるが、そのたびに口頭で答えても忘れてしまう。

大き目の字で紙に書いて渡しておくのも手。

ただ、渡した紙が引き出しにしまわれていることも多々あったw

大事なものはしまうところまで見届ける

小さいことだがこれすごく大事。これをやっておかないといろんなものがなくなり大惨事になる

とにかくどこにしまったを忘れることが頻発する。

特にキャッシュカードやマイナンバーカードなど大事なものを使った際は、いつもの保管場所にしまうまで見届ける。病院に連れていく前に「マイナ保険証がない」となって捜索に1時間かかるなんてことになりかねない。

病院で返却されてチョコっとポケットにしまい、そのまま着替えるともう行方不明。

財布にいれてるなら、その場で財布に入れさせる。いつも引き出しにしまっているなら、家に着いたらすぐ「保険証引き出しにいれよう」と。

お金おろしたら、銀行の中でカードと現金を財布に入れさせる。なんとなくポケットに入れると財布にお金が入っていないので再度おろしに行こうとする

不用品の処分

判断力がなくなってくると、とにかく「全部取っておく」方向になってしまう。10年以上使っていないものを、「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」と取っておこうとする。最悪ゴミ屋敷になってしまう懸念も。

判断力のあるうちにこまめに不用品を一緒に処分してあげ、常に身軽にしておくと高齢者住宅への引っ越しも楽

住居関連

車なしでも生活できるかどうか

高齢者の車暴走事故が毎週のように報道されている。大きな事故を起こして、刑務所で一生を終えるなんてことには絶対したくない。

一方で、免許返納して車なしの生活が可能かどうかは見極める必要あり。

病院、スーパーへ親だけでアクセスできるのであれば、まだなんとかなりそう。

アクセス不可であれば、タクシー生活でお金が足りるか確認、または引っ越しを考えておく必要が出てくる

元気なうちに自立型の高齢者住宅へ移るのも手

今回の私の両親の引っ越しは、ちょっと遅かったんじゃないかと感じている。

新居への引っ越しは覚えることも多く、多分かなりのストレスだったと思う。そのためか引っ越し前後で認知症が進んだかもしれないと感じている。

今の状態だと、親だけでバスに乗って出かけるのは怖くてしょうがない。

もっと物忘れがひどくなる前に引っ越していたら、バスの乗り方とかもしっかり覚えてアクティブに動けたんじゃないかと思う。

※一方で元気なうちは高齢者住宅への引っ越しはなかなか考えられない面もある。だってまだ元気なんだもん。

自宅の売却

重度の認知症だと判断されると、自宅の売却も後見人をつけないとできない可能性あり。

相続後の売却であれば問題ないが、高齢者住宅への引っ越しの場合、考慮しておく


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今回、引っ越しのサポートをしただけでこれだけ気付きました。

まだまだあるんでしょうが、気付いたらまた追加します


自己紹介

50代理系元会社員。妻と子供1人。投資歴20年以上。2025年にリタイア。年金・退職金をあてにした50代ならではのリタイア生活・資産運用・年金・子供へのマネーリテラシー教育などに関して発信していきます。

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