くにみです
このところ4回ほど「親が高齢者住宅に引っ越した」の苦労話を書きました。
関連する過去記事はこちら↓
今回は、過去記事の中で書いた教訓「親が高齢になったらやっておいた方がよいこと」をまとめます。
特に、認知症の気配を感じたら早めに行動した方がよいと感じました。「まだ大丈夫だよ」と言っている元気なうちに将来認知症になった時にどうするかを話し合って決めておいたほうが良い
あと、特にこれに気付いてからストレスがだいぶ減ったのが
「大事なものを使った際は、いつもの保管場所にしまうまで見届ける」ですかね
つい元気だったころの印象があるため、「XXXやっておいてよ」とか口頭で済ましたりしちゃいますが、忘れる前提で行動し最後まで見届けないとえらいことになります
両親の状態
心身
認知症については、その場での会話はしっかりしていて認知症なのか分からないぐらいです。世間話している分には普通です。でも、5分前に聞いたことを何度も聞いてくるなど物忘れが激しくなってきています
さっきお金を銀行からおろしたこと、キャッシュカードの在りかなどなどを忘れてしまったり、醤油を買ったことを忘れて、買い物に行くたびに醤油買ったりします。
とにかく全て忘れる!
この前提で行動できるようになるまで半年ぐらいかかりました。
資産
持ち家(処分中)と銀行預金程度で割とシンプル。これが投資不動産や証券口座なんかあったら。。。銀行はマイナンバーカード持って窓口に行けば何とかなりますが、ネット証券とかは、どうするんだろ?資産が複雑な場合はとにかく早く準備をしていくことをお勧めします
こんな状況の両親の引っ越しサポートの経験から「親が高齢になったらやっておいた方がよいこと」を以下書いていきます
資産管理
資産額、借金
借金の有無ははっきりさせておいた方がよい。少なくとも元気なうちに「借金あるんだっけ?」ぐらいは聞いておきたい。
認知症が進行してからでは、正しい情報か判別不能になり、相続の際に借金発覚なんてことにもなりかねません
資産額、年金額も知っておきたい。
・今の生活のままで資産はもつのか?
・更に高齢者住宅へ入居しても支払えるのか?
親の金を狙ってるんじゃないかと疑われる恐れもあるが、お金がないと高齢者施設にも入れず自宅介護になるので死活問題。
通帳・印鑑
どこの銀行に預けてあるか、通帳と印鑑の在りかも把握必要。
これも認知症が進行してからでは、正しい情報が取れると考えない方がよいでしょう。
そして、すべての通帳を記帳して資産額を最新のデータに更新して集計する
また、自分もそうだったと反省したが、どのハンコがどこの銀行印かは自分の記憶だけが頼りという状態になっていた。銀行とハンコの対応をとるようにしるしをつけておきたい。
預金の分散
例えば父の口座だけに預金があると、父が亡くなった際に預金が凍結されてしまい夫婦でもおろせなくなり、葬式代にも苦労する可能性がある。
葬式代+数か月分の生活費は母の預金にも入れておいたほうがよい
定期預金は普通預金へ
定期預金の解約は窓口で本人確認が必要な場合が多い。認知症が進み判断能力なしと判断されると成人後見人をつけないと親の資産が引き出せなくなるかも。
元気なうちに普通預金に移しておいて、親のかわりにATMで引き出せるようにしておかないと、イザという時に困る可能性も
公共料金の支払い方法やサブスクの有無確認
引っ越す際にはいろいろ解約や住所変更が必要だが、何に加入してどう支払っているかなどは親が忘れている場合あり。。。というか確実に忘れている
カード払いにしてあるとポイントがついてお得だが、WEB明細を見れないと利用内容がわからなくなり、解約忘れでずっと払い続ける懸念。高齢両親の場合、当然WEB明細が見れる状態になっているはずもなく。。。
クレジットカードをどれだけ持っていて、どの料金がどのカードで落ちるかまで把握できているとベスト
近く人住んでいるのなら通帳とかを預かることも
お金をおろしたことを忘れて、何度もおろそうとすることがあった。そのたびに昨日おろしてここにお金があると伝えて思いとどまらせている。
遠くに住んでいるのなら現実的ではないが、近くに住んでいるなら通帳・カードを預かるのも一案。詐欺にあう可能性もあるので。
物忘れに対して
物忘れがひどくなると、さっき言ったことを忘れてしまい、何度も同じことを聞かれることが多くなってくる
メモするくせをつける
自分もそうだが、大体の人は買い物行った際も家に何があって何がないかは大体把握していて、何個も同じものを買うことはない。
その感覚のままで物忘れがひどくなっていくので、メモを取る習慣がない。
「来週木曜にそっちに行く」と伝えていても、メモしていないので「いつ来るんだっけ」と何度も聞かれることに
そこそこ高齢になってきたらメモする習慣をつけさせた方がよい。
電話で次回訪問を伝える際に「今カレンダーにメモして」と言うなど
紙に書いて渡す・貼っておく
親が何度も同じ質問をしてくる場合があるが、そのたびに口頭で答えても忘れてしまう。
大き目の字で紙に書いて渡しておくのも手。
ただ、渡した紙が引き出しにしまわれていることも多々あったw
親が不安に思っていることは何度も何度も質問されるので目につくところにコルクボードなどに貼っておけば親が自分で見て安心できる。
大事なものはしまうところまで見届ける
小さいことだがこれすごく大事。
これをやっておかないといろんなものがなくなり大惨事になる
とにかくどこにしまったを忘れることが頻発する。
特にキャッシュカードやマイナンバーカードなど大事なものを使った際は、いつもの保管場所にしまうまで見届ける。病院に連れていく前に「マイナ保険証がない」となって捜索に1時間かかるなんてことが頻発する。
病院で返却されてチョコっとポケットにしまい、そのまま着替えるともう行方不明。
普段財布にいれてるなら、「今財布に入れて!」とその場で財布に入れさせる。いつも引き出しにしまっているなら、家に着いたらすぐ「保険証引き出しにいれよう」と。
お金おろしたら、銀行の中で「おろしたお金とカードを今財布に入れて!」とカードと現金を財布に入れさせる。おろした現金をなんとなくポケットに入れると財布にお金が入っていないので再度おろしに行こうとする
不用品の処分
判断力がなくなってくると、とにかく「全部取っておく」方向になってしまう。10年以上使っていないものを、「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」と取っておこうとする。最悪ゴミ屋敷になってしまう懸念も。
過去記事で書いたが「20年前に孫と遊んだバドミントンセット」「40年前にキャンプで使った寝袋」など大事に保管している。まだ使えるから(もう使わないでしょ)。
判断力のあるうちにこまめに不用品を一緒に処分してあげ、常に身軽にしておくと高齢者住宅への引っ越しも楽
住居関連
車なしでも生活できるかどうか
高齢者の車暴走事故が毎週のように報道されている。大きな事故を起こして、刑務所で一生を終えるなんてことには絶対したくない。
一方で、免許返納して車なしの生活が可能かどうかは見極める必要あり。
病院、スーパーへ徒歩やバスで親だけでアクセスできるのであれば、まだなんとかなりそう。
アクセス不可であれば、タクシー生活でお金が足りるか確認、または引っ越しを考えておく必要が出てくる
元気なうちに自立型の高齢者住宅へ移るのも手
今回の私の両親の引っ越しは、ちょっと遅かったんじゃないかと感じている。
新居への引っ越しは覚えることも多く、多分かなりのストレスだったと思う。そのためか引っ越し前後で認知症が進んだかもしれないと感じている。
今の状態だと、親だけでバスに乗って出かけるのは怖くてしょうがない。
もっと物忘れがひどくなる前に引っ越していたら、バスの乗り方とかもしっかり覚えてアクティブに動けたんじゃないかと思う。
※一方で元気なうちは高齢者住宅への引っ越しはなかなか考えられない面もある。だってまだ元気なんだもん。
自宅の売却
重度の認知症だと判断されると、自宅の売却も後見人をつけないとできない可能性あり。
相続後の売却であれば問題ないが、高齢者住宅への引っ越しの場合、考慮しておく
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今回、引っ越しのサポートをしただけでこれだけ気付きました。
まだまだあるんでしょうが、気付いたらまた追加します
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