くにみです。
2年後のアーリーリタイアを目指して、資産運用、資金計画のシュミレーションをやってます。
アーリーリタイアする上で、【資金計画】と【家族の理解】が最も重要だと思います。今回は、家族に資金計画を理解してもらう話です。
ちなみに妻と子はNISAって聞いたことあるけど、それってナニ?という投資レベルです。
今回家族に説明した際に理解を得るのは難しいと感じた3つの理由について話します。
まず、家族に説明した状況です。前から妻と子供には「2年後に退職する。お金は問題ないように資産運用で賄う」と伝えてました。今日、家族に具体的な資金繰りについて説明しました。以前の記事で紹介した下の図に更に具体的金額が入ったものを示して、
- 60歳まで特別退職金と預金の取り崩しで生活できるくらい貯蓄できる予定。
- 60歳からは、退職年金とiDeCoに加えて、配当収入で暮らしていける予定。
- 65歳からは年金にプラスで配当収入があり、そこそこ余裕がある暮らしが出来る予定。
- 高配当株は売らないので、丸ごと残り、予定通りいけば子供に相続出来る。
- マージンとして1000万円くらい、余裕がある
という話を丁寧に説明しました。
で、説明終わって返ってきた言葉が
「数字上は大丈夫みたいなんだけど、でも、無職になるんだよね?」
「ま、2人でバイトすればいいんでしょ」
自分としては、この図で配当以外はほぼ確定収入なので、ツッコミどころがあるとすれば、「配当減ったらどうするの?」だけだったのですが、まさか「騙されてるみたい」という返しは予想していなかった。
家族の理解を100%で得るのは難しいと感じました。今回の意見を元に、アーリーリタイアする上で家族の理解を得るのは難しい3つの理由を書きます。
そもそも理解する気は小さい
ぶっちゃけ、妻は「人生誰か(国とか)が何とかしてくれる」というタイプです。自分の年金金額は全く把握していません。
「難しい話は分かりませんが、XXX教えてください」的な本が売れていたりするように、考えることを諦めています。
難しいシュミレーションとかはよく分からないけど、夫が定年、更には65歳まで働けば何とかなると信じている人は一定数いると思います。
更に、よく分かんないけど、国がなんとかしてくれるでしょう。と思っている人が結構いると思うのです。NISAの拡充は、自分で老後資金を運用してくださいというメッセージだと私は受け取ります。ですが実際に公開されている情報は「NISA枠を拡大する」だけです。
既に株式投資をしている人はピンときますが、普通の人にははボヤっとしていて、「国はあなたたちの老後について、養いきれません」とはっきり国が言えばいいのですが、もちろんそんなことは言えません。
言えない国の責任とは思いますが、NISA拡充→自分で資産運用しなければヤバイと考えられる人は非常に少ないと思います。今回の妻の反応は実は普通の反応ではないかと思いうのです。働いていれば何とかなる、難しい事は理解する気が小さいのです。
無職は恐怖でしかない
無職にはなるけど、子供が小さいとか家のローンがたんまり残っているわけでもないし、そもそも、60歳で定年すれば無職だし。定年までのお金を用意すれば、60歳定年と同じじゃん!と思うのですが、定年まで働くのが普通と思っている人にとって、定年前に会社を辞め、無職になるということの不安がとんでもなく大きく、恐怖でしかないことを思い知らされました。
これは、丁寧に説明を続けるしかないですね。更に、無職になって1、2年暮らしてみて、「あれ、意外となんとかなってるじゃん!」と感じてもらえるしかないと思います。
親世代を説得するのは更に難しい
50代の親世代というと、だいたい80歳前後だと思いますが、この世代は、
良い企業に就職し、
定期預金をして、
定年まで勤めれば
年金で優雅な老後を過ごせた世代です。
この世代に対し、定年前に会社を辞めるというのは抵抗感MAXだと思います。価値観的にはありえない話です。親は関係ないとも言えますが、無視もできません。
前の記事【50代リタイアの資金計画】で、「60歳までの完全無収入期間の資金を現金で用意する」と書いた理由はこれです。60歳までの資金を用意し、定年と同じです。と言いきれれば、納得しなくても反対はしないと思っています。
親の言葉でリタイアを諦めることはありませんが、まぁ、関係を壊さないためにもちゃんと説明しようと思います。妻の親にはまだ言っていませんが、自分の親には2年後に退職するとは伝えてジャブは打ってます。
↓私の資金計画【50代リタイアの資金計画】はこちら↓
まとめ
このように自分ではいけると思っていても、家族の100%の理解を得るのは難しいということを思い知らされました。
定年まで働くのが普通と思っている人にとって、夫が定年前に会社を辞め、無職になるということは恐怖でしかない。
皆様も、リタイアするなら早めに家族への丁寧な説明を繰り返しすることをお勧めします。
なお、妻の言葉の最後「2人でバイトすればいいんでしょ」は、涙が出るほどありがたい言葉でした。「60歳からも雇用延長で働け!」と対極の言葉です。
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