実際は完全リタイアするためにあと2年働く予定ですが。
私もリタイアを決意するまでは、自分の年金額、退職金額、特別退職金制度などについて全く知らなく、なんとなく60歳まで働くんだろうなぁ、65まで働くのはやだなぁーって思っていました。
多くの人が気軽にリタイアできないのは、将来の収入と支出が読めないため、マージンを取ると例えば1億円あっても足りない可能性があるからだと思います。
50代だと将来の収入と支出はそこそこの精度で読めるので、ちゃんと収入/支出をシュミレーションすれば「実は既にリタイアできることに気づいていない50代多いんじゃないか」と思えてきたわけです。
目次[非表示]
収入
年金
年金定期便には今の収入が60歳まで続いた場合の受け取り年金額しか記載されていませんが、年金ネットで簡易計算ではなく、詳細設定すれば今すぐに無職になって以降国民年金加入の場合の年金受取り額が算出出来ます。
(今すぐ無職になる気はないでしょうから)簡易計算で60歳まで働いた場合の受取り額と、今すぐ無職になった場合の受取り額から、希望のリタイアの歳の受取り額を概算出来ます。役職定年などで給料が減る場合は、補正します。
概算ですが50代であれば、そんなにズレることもないでしょう。
退職金
調べれば分かるはずです。会社にもよりますが、私の場合は今現在の退職金額が毎年通知されていました。
特別退職金
企業によっては、早期退職に応募すると特別退職金を支給する制度を常設している場合があります(リストラでの募集ではなく常設のやつ)。何歳でいくらというのは簡単に調べられるはずです。大体50代で設定されていることが多いようです。
50代はさっさと辞めてくれといわれているようで悲しいですが、むしろ利用してwin-winになりましょう。
確定拠出年金・IDeco
運用損益は予想できませんが、悪くてもこのくらい。とザックリ出します。
支出
家のローン
まだ払っている方も多いと思いますが、50代だと繰り上げ返済を頑張っていたりすると、もうすぐ完済という方も結構いるのではないでしょうか?
かなりの返済実績を積んでいれば、もう少し繰上げ頑張ってあと何年で完済出来るという予想ができるはずです。
子供の教育費
子供が小さいと将来が読みにくいですが、子供が大学生になると、ほぼ教育資金を確定することができると思います。
30代で子供が生まれていると、50代でちょうど大学生くらいです。
国公立又/私立、一人暮らし/自宅から通学でかかる費用は大きく違いますが、実際に大学に通い始めてしまえば年間の支出は実績値が出せるはずで、卒業までかかる費用が概算できます。ただし、大学院まで行くかとか事前に話し合いは必要です。
うちの場合、東京の私立/一人暮らしで大学院まで行く場合は、大学院は奨学金を取るように伝えました。
その他大きな支出
あれば書き出します。
生活費
家計簿をしっかりつけるのがベストですが、通帳残高から年間いくら使っているかは分かるはずです。
そのうち、老後にはかからない費用(子供は独立、貯金しない、保険減らすなど)を引いて、老後にかかる生活費用を出します。
破綻しないかシュミレーション
あとは今現在の貯蓄、これから受け取る年金や退職金と年間支出から毎年の収支を出して、破綻しないかをシュミレーションするだけです。足し算、引き算だけなので、エクセルで簡単に計算出来ます。ただし、将来は分からないのでマージンは必要です。
節約パターン、richパターンなど前提を変えて何パターンかシュミレーションすると色々分かってきます。
・今の貯蓄と消費では75歳で資金が尽きる。
・完全リタイアは無理でも週2日程度の労働を65歳までやれば大丈夫
・55歳でリタイアするにはあといくら投資で増やさなければ。
・60歳まで働けば雇用延長で65まで働かなくてもいける。
などなど
自分が達成したい目標が見えてきませんか?
私は、「60歳で退職しても大丈夫」という結論と、そして、「資産運用で更に数年退職を早める」という目標に至りました。
子供がまだ小さく、ローンがまだまだ残っていて、収入が不安定だけどリタイアしたい方。ローンの繰り上げ返済、子供との話し合い、安定収入へ転職、資産運用で貯蓄を増やすなど、なんとかして見通しが得られるようにしましょう。
早期退職は無理でも、65歳まで働かなくてもすむかもしれません。
まとめ
多くの人がリタイアに踏み切れないのは、金銭的不安が大きいからだと思います。40代では精度良く算出するのは難しいですが、50代になると将来の収支がそこそこの精度で計算出来、実は既にリタイアできることに気づいていない50代も多いのではないでしょうか?
関連記事、私の資金計画の考え方はこちら
0 件のコメント:
コメントを投稿